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取締役就任インタビュー 澤野 孝次

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― 取締役就任にあたり、大切にしたいことは何ですか?

スリーゼットが顧客に価値を提供し続けていくために、2つのことを大切にしています。

1つは、社員全員がプロフェッショナルとして製品・サービスを進化させていくこと。
もう1つは、社員がスリーゼットで働くことに価値や安心感を感じ、全力を注げる場をつくることです。

 

― そんな2本柱を大切にしつつ、どのようなことを成し遂げたいですか?

当社には社会的意義の高いサービスに携わっているという誇りのもと、開発・製造・販売促進・販売・導入・運用・保守というサイクルを継続し、成長し、さらに新たな価値を生み出し続けるというミッションがあります。

現在の主力製品を中心としたこのサイクルは、これまで時間をかけて顧客と積み重ねてきた大切な財産ですが、新たな製品・サービスを提供しようとする岐路にある今、各部署のコミットメントの質・量・方向性について変化が求められていることも事実です。

これまでに培ってきたものを大事にしながらも、新しい価値の創出と両立していく為には、何らかの業務改善が必須になるでしょう。例えば
≫ 製品ライフサイクルの明確化
≫ 製品ライセンス・運用・保守ポリシーの改善と明確化
≫ 既存製品の導入・運用・保守の効率化を行い、新しい製品の知見を増やすことに充てる
といったことです。

ただし、経営理念にも表れている「すべてはお客様のため」という当社の根幹をよくよく見つめながら改善を行う必要があります。

 

― 澤野さんにとっての仕事の面白さとは?

私は色々な人の話を粘り強く聞き、点と点をつないで一つのストーリーにまとめていくプロセスが好きなんです・・・実はコーディングはあまり得意ではないんですよ。

振り返ればスリーゼットに入社直後は、開発だけでなくサポートとして電話や訪問対応もしていて、顧客の生の声を聞く機会も多かったんです。感謝も厳しいご意見も、どちらも直接いただいてきましたが、自分の仕事が巡りめぐって医療の役に立っているんだなぁと思うと、嬉しい気持ちでしたね。

顧客の声を製品づくりに活かすために試行錯誤をして、また反応をもらって、勢いのあるサイクルで新しい価値を形にする・・・私のスタイルがスリーゼットという土壌に合っていたからこそ、新しい製品を世に送り出してこられたのだと思います。

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― 入社から20年間の様々な経験を経て、改めてスリーゼットの魅力とは?

スリーゼットは25期という節目で、さらに成長しようともがいているところです。

社員の半分くらいが10年以上在籍していることは、当社の特徴だと思います。社歴にかかわらず、皆がそれぞれ自分の力をしっかり発揮できる会社にしていきたいですね。

特に、新しく入社してくれる人たちの意見やアイディアは重要です。当社にとって新たな推進力になりますから、一つひとつ大切に受け止めていきます。

 

澤野 孝次(さわの・こうじ) 略歴 

1973年、兵庫県生まれ神奈川県育ち。
早稲田大学第一文学部(現・文学部)にて東洋哲学を専攻。
大学卒業後、新卒入社した企業でソフトウェアエンジニアとして客先常駐型の開発業務を経験。

2002年 当時社員10名だったスリーゼットにエンジニアとして派遣され、のちに正社員となる。
    「d-VIewII」開発・保守に従事。
2008年 オンプレ型PACS「Caps-Web」の企画・開発を主導。
2014年 クラウド型PACS「WATARU」の企画・開発を主導。
2016年 開発部部長に昇進。
2017年 ヘルスケア事業を立ち上げ特定保健指導業務を支援する「健康白書」サービスをリリース。
2021年 システム部部長を兼任し、品質向上のための組織体制整備に取り組む。
2022年12月 取締役就任。

1児の父。最近ハマっているのはガットギターでブラジル音楽を弾くこと。
キャンプや登山が好き。写真は甲武信ヶ岳(標高2475m)にて。

勇気が出る言葉「人間のつとめを果たすために私は起きるのだ」(マルクス・アウレリウス『自省録』より)

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